最適化されたサンプル調製法により、新鮮サンプル、凍結サンプル、固定化サンプル(FFPEも可)のいずれについてもプロファイリングが可能です。製品ポートフォリオ全体で40種類以上にもなる実証されたプロトコールをご利用いただくことで、シングルセル研究はさらに前進することでしょう。
- 逆転写(RT)をベースとしたユニバーサルアッセイで、広範な生物種からデータを収集
- プローブをベースとしたFlexアッセイでFFPEサンプル使用時でも研究の規模を拡大
- キット化された試薬と統一されたワークフローで凍結サンプルからも簡単に核を単離
- 1ランの処理量が1~128サンプル、細胞数にして数百~数百万のプロファイリングができる柔軟性により、パイロット研究から大規模な実験までスケールアップ
- 頑健な固定化プロトコール(全血サンプルにも対応)を利用し、スケジュールに合わせたアッセイのバッチ化・ランが可能
- ユニバーサル 3’および5’アッセイ用のオンチップでのマルチプレックス化で試薬量とコストを削減
- 固定化サンプルについてインライン方式のマルチプレックス化で、ランあたり最大250万細胞のプロファイリングとサンプルのバッチ処理が可能
Chromium Xシリーズ装置 の中で、細胞は限界希釈された状態で流路を移動し、6分で10,000個以上のナノメートルサイズのゲルビーズインエマルジョン(GEM)を生じます。
この各GEMがマイクロ反応の場となります。ゲルビーズは溶解され、各細胞に由来する標的分子がキャプチャーおよびバーコード付加されて、その分子が由来する細胞のマークが付けられます。
ご存じでしたか?Chromium Xシリーズ装置は、シングルセルアッセイの最重要ステップである細胞分画化とバーコード付加を自動化しています。
この迅速で効率的なワークフローは、労働集約的で時間のかかる手動ワークフローによく見られる技術的なエラーとバッチエフェクトを減らします。さらに、この装置を進化したGEM-Xと組み合わせることで、業界トップクラスの最大80%という細胞回収率と優れた再現性を実現します。
わずか3~4時間のハンズオンタイムで、1日の間にサンプルからシーケンス用ライブラリーを作製します。
ダウンストリーム反応のために、GEMから得られたバーコード付加フラグメントをプールし、イルミナシーケンサーに適合するライブラリーを調製します。
- MiSeq
- NextSeq 500/550/2000
- HiSeq 2500 (Rapid Run)
- HiSeq 3000/4000
- NovaSeq 6000
バイオインフォマティクスの経験がない?問題ありません!10xのCell RangerとLoupe Browserはデータの処理と視覚化を担う直感的で強力なツールキットで、経験豊かなプロであっても、初めてのデータセットを見る方でも同じように使えます。
- 標準scRNA-Seqデータ処理を含む使いやすいパイプラインCell Rangerで下流解析を実施
- 最適化されたクラウドインフラ上のコストがかからない10x Genomics Cloud AnalysisでCell Rangerをランして迅速に結果を獲得
- 直感的なLope Browserで処理データを視覚化し、興味のある遺伝子の異なる遺伝子発現をプロット化
- 自動細胞アノテーションなど継続的なイノベーションによる新機能を利用
- 様々な生物種から幅広い情報(アイソフォーム、一塩基多型、長鎖ノンコーディングRNAなど)を収集します
- 3倍のターゲットカバレッジで、FFPEサンプルや低品質サンプルであっても高い感度と優れた性能を利用できます
- 同一のチップで250万細胞ものランが可能である最高水準のスループットを活かし、大規模実験を1細胞あたりわずか数円で実行します
- Process 1–8 samples and up to 40K cells/chip , with on-chip multiplexing for for any study, even at small scale
- チップローディングの上流でサンプルにタグ付けすることなく、マルチプレックス化を簡単にワークフローに組み込めます
- バッチ化とマルチプレックス化により、1~128サンプル、1ランあたり最大250万細胞の処理が可能となり、最大規模の研究に対応できます
- 実験のワークフローを便利にして、意欲的なプロジェクトや多施設での共同試験を合理化します
Platform | Chromium Single Cell | Visium 空間解析 | Xenium In Situ |
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どんなときに | Comprehensive single cell data 細胞の集団および状態に関する詳細な解析に最適 | High-resolution spatial gene expression 複雑な組織、近傍領域、細胞間相互作用を理解し、他の空間的オミックス、組織、形態に関する情報と統合 | |
何のために | 偏りのないシングルセルの発見 高い遺伝子感度 | 偏りのない空間的な発見 | ターゲット空間的探索 高い遺伝子感度 |
アプリケーション | 全トランスクリプトーム遺伝子発現 タンパク質 TCR BCR CRISPR ATAC | 全トランスクリプトーム遺伝子発現 | ターゲット遺伝子発現(最大5 000遺伝子) |
解像度 | シングルセル | 2 μm四方に割り当てられた転写物 | シングルセル |
データの測定 | NGSベース | NGSベース | 画像ベース |
対応サンプル | シングルセルまたは核の懸濁液(新鮮組織、凍結組織、またはFFPEサンプルから) | FFPE 新鮮凍結組織 Fixed frozen | 新鮮凍結組織 FFPE |