Chromium核抽出キットは、マウス心臓、肝臓、脳、肺、腎臓、小腸、および様々なヒト腫瘍の凍結組織で検証されています。テストされた組織の最新リストは、 10x Genomics Supportサポート サイトでご覧いただけます。本キットは、細胞懸濁液、植物または昆虫材料、石灰化組織、またはFFPE組織には対応しておりません。

サポートされる組織のサイズは、1カラムあたり3～50mgの範囲です。より大きな組織片については、組織を50mgの断片に分割し、複数の分離カラムを用いて、最終段階で核を集めます。3mg未満の断片を採取することも可能ですが、採取量は組織の種類によって異なります。

クリーンな核懸濁液を生成するために必要なすべての消耗品および試薬はキットに含まれており、標準的な実験器具を利用することができます。特殊な機器は必要ありません。

このキットは、ChromiumシングルセルATAC、シングルセルマルチオームATAC+遺伝子の発現、シングルセル遺伝子発現、および固定化RNAプロファイリングに対応しています。実行している特定のアッセイに関する核再懸濁の推奨事項に従ってください。シングルセルワークフローを変更する必要はありません。

10x Genomicsは、シングルセルデータの解析を行うソフトウェアを用意しています。対象のシングルセルアッセイに関する解析の推奨事項に従ってください。シングルセル遺伝子発現アッセイでは、解析中にイントロンが含まれていることをご確認ください。Cell RangerおよびLoupe Browserソフトウェアは、10x Genomicsサポートサイトから無料でダウンロードできます。